補助事業の意味
お久しぶりのブログです。
当社での展示会も終わり、いよいよ春の忙しさが足音が聞こえてきそうな今日この頃。
もう雪は有りません(笑)このままだと水不足確定な、ここ青森県南部町。
「今日、役場から電話きてさ、この前のスプレーヤーの補助金ダメだったよ」
「それは残念でした。でも、ラスト1台だから買っちゃいませんか?」
「いやあ、補助金なきゃ無理だよ!」
この補助金とは、昨年末に出た26年度の補正予算。経営体育成資金、補助率最大50パーセント。
個人はもとより、市町村の取り組みなども評価される為、かなりハードルが高い補助事業です。
この「50パーセント」の言葉にやはり弱いにかもしれないですね。
何百万もする機械が約半額で買えるのだから。
「補助金」って何なんでしょう?
みなさん、「貰える」という風にしか考えていないかもしれません。いや、多分、大抵がそう考えているはずです。
僕が、考える「補助金」というのは2種類あると思うんです。
一つ目は、ばら撒き型。
そう、数年前の選挙前にあった、大型リース事業。あれは正にばら撒き。
あんなに色んな方に、「補助金」が交付されたのには、ビックリしましたけど。
ばら撒きを否定するつもりは有りません。何故なら、「補助金」を受け取る農家さんだけでなく、販売する僕ら農機具屋、製造する農機具メーカーへの景気対策にも目的としているから。ここも重要な要素。
二つ目は、投資型。
つまり優良な事業者への国からの投資。つまり、売り上げを更に上げてもらい、「納税」というリターンを期待するもの。つまり、しっかりとした事業計画と収益性、実績がものいう。それらがしっかりしていなければ、投資などしては貰えないのです。今回の補助金は、これにあたると思います。
まあこれから、TPP対策としてに補助事業などはあるでしょう。補助金を利用して事業をより収益性の高いものにしない限り、ばら撒きとTPPを反対しないでくれ資金になってしまうでしょうが。
投資をしたいと思わせる事業ビジョンと収益性が求められる時です。僕ら中小企業もそうですが、農家さんもそうゆう時代になったにです。
補助事業、簡単に受けることは出来ないです。
時代は今、マイナス金利に突入しました。そう、市場にはお金が「余って」いる時代だそうです。実感は有りませんが 笑。
より有利な条件で、お金を借りることが出来る時代です。来るべき、厳しい時代に備えるには、絶好の条件です。
補助事業に頼らなくても、自分の「事業」に「投資」するチャンスです!
追伸
今日は地元のお客様に、ちょっとした大物農機具をご契約頂きました。
御歳69歳。後継者もしっかりいる農家さん。
補助事業なんて、一言も言わなかったです。
「これ買っといたら、息子も暫く機械買わなくてもいいから、楽だろ?排ガス前のモデルだし」
そう、これは息子さんへに「投資」なんです。
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